2004年 6月 9日
新発想の「逃げる雷対策」
”雷検知無瞬断電源システム”を新発売
  • 平川製作所との共同開発で実現
  • 約10km以内の雷と共に、従来困難だった直上雷も検知
  • 200時間までの長時間バックアップが可能
  • アンテナや通信線などが不要で設置が容易

 デンセイ・ラムダは、従来より高性能な雷検知を可能にした平川製作所の特許による「コヒーラ式雷センサー」内蔵の雷検知制御装置を組み込んだ、“雷検知無瞬断電源システム”を本年8月6日から販売を開始します。

1、市場背景

 電気機器の焼損や誤動作などを招く雷被害はいろいろな場面で従来から問題視されてきました。その対策として、これまでは耐雷トランスやアレスタ等による保護あるいは、アンテナや雷レーダーによる情報をもとにした雷検知を行ない、手動で商用電源の入力回路を遮断することが行なわれています。しかし、検知範囲の制約や精度面での問題があり、自動化が困難であったり雷の情報料や通信費などのランニングコストが必要などの問題点がありました。

2、新製品の特長
 “雷検知無瞬断電源システム”は、落雷前の雷を検知後ちょうど「雷が来たらコンセントを抜く」のと同じように商用電力の入力回路を遮断し、同時に内部バックアップ電源に切換えて電気機器を保護します。
  従来から比較して遥かに高性能な雷検知には、平川製作所の特許による「コヒーラ式雷センサー」を内蔵した雷検知制御盤「Popov Thunder(ポポフサンダー)」を使用。高信頼のUPS、非常用発電装置とのシステム化により本システムが実現しました。

“雷検知無瞬断電源システム”の特長

  • 新発想の逃げる雷対策:「雷が来たらコンセントを抜く」のと同様に商用電源を遮断
  • 約10km以内の雷と共に、従来困難だった直上雷も検知
  • デンセイ・ラムダのUPS、発電装置技術により200時間までの長時間バックアップ
  • アンテナや通信線などが不要で設置が容易
  • 自動検出、自動復帰の自己完結型で、情報入手のための費用が不要
3、販売計画

 この“雷検知無瞬断電源システム”は、10kVAまでの当社製常時インバータ方式UPS、30kVAまでの当社製発電装置と組合せたシステムを中心に販売開始します。また、保守面では全国的な24時間365日のサービス体制により、オンサイト修理またはオンサイト交換保守体制を用意し、お客様に安全と安心をご提供します。
  今後、地上波デジタル放送をはじめとする通信設備やIT関連ネットワークなどの、雷害による損失が大きい分野にシステム販売し、2007年まで40億円の受注を見込んでいます。

 

■システム系統図
■コヒーラ式雷センサーについて
コヒーラ(cohere:密着するの意味で、ガラス管にアルミ粉などの金属紛を封入したもの)は、無線通信の黎明期に広く使われていた検波器の一種で、衝撃性電波を受けると導通状態になる性質をもっています。この性質に着目し、雷センサーとして活用したのが「コヒーラ式雷センサー」です。避雷ギャップにコヒーラを近接して置き、発生する放電や電荷変化を検出することで、雷雲−大地間の電位変化を検出するのと同等の検出ができ、これにより雷を検知します。
 
   
   
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