2003年 9月 25日
高松市消防局にUPSシステム納入
   
消防の情報処理システム用バックアップ電源システムに対応


ピーク負荷対応カスタムUPSと電源ネットワークをコアに
 
  • レーザープリンタのピーク電流を定格負荷容量のUPSでカバー
  • UPSネットワークインターフェースカードで一元管理

 デンセイ・ラムダは消防通報用、指令伝送出力装置の電源バックアップシステムを開発し、発売開始した。

1.市場背景

 消防の緊急出動は、(1)居住者等から指令管制室への119番通報、(2)指令管制室から各署所への出動指令の送信、(3)署所での出動指令に基づく出動準備及び出動指令書発行、指令に基づく出動、の手順で行われる。これらの情報処理システムは緊急を要すため、関連装置の電源バックアップが必須となっている。特にこの指令書発行に使用するレーザープリンタも同様に電源バックアップが必須であるが、次の問題があった。
一般に電源バックアップはUPSで行ない、容量面や信頼性面、そして設置条件など、負荷や環境条件に合った適切なものが選ばれる。しかし、レーザープリンタは一般の負荷特性と異なり、定期的に瞬間的な大電流が流れる。このため、一般的な基準で選択されたUPSで運用すると、過電流検知により、保護装置が働き出力停止してしまう。このため、余裕のある大容量のUPSを選択しなければならない。この結果、無駄の多い電源バックアップシステムを構築してしまうことになっていた。

2.新システムの特長
 デンセイ・ラムダがこの度納入したUPS電源システムは、標準品“Power-EX”をベースにピーク対応としてカスタム対応した、UPSをコアに実現した。このUPSは、瞬間的な大電流をカバーできるため、定格負荷の容量に合致した合理的なバックアップシステムを構築する事が可能となった。これは、商用電源とバッテリーからの電力供給を適切配分するパワーシェア機能により可能となった。
また、UPSをLANに直結させるためのインターフェースカード:“Network Agent Card”も開発し、既存のUPSネットワーク管理ソフト:“Power−SOL”との併用で、これらの電源装置を指令管制室でまとめて統合管理できる様にした。機器システムは適切な保守管理があればこそ、機能発揮を期待できるため、近年このような統合管理の仕組みが注目されているが、この需要に容易に応えるものとなった。
3.今後の展開
 今回のUPSシステムは、四国・高松市消防局の消防緊急情報システム整備事業に含まれる、指令伝送出力装置の電源バックアップシステムとして、NEC四国支社を経由して納入した。同消防局では平成15年11月1日から運用開始予定。
本件の注目点はレーザープリンタ用としてカスタム対応した小容量ピーク対応UPSだが、他方のホストコンピュータ用として、大容量UPS:“Power−MAX”の30kVA、40kVA、50kVAも発売を開始した。これにより、従来の10kVA、20kVA、75kVA、100kVAと合わせ、10kVAから100kVAをカバーできることとなり、アプリケーションシステムへの適用が容易となった。
今後、これらの小・大UPSと共に、LANインターフェースカード:“Network Agent Card”、UPSネットワーク管理ソフト“Power−SOL”を活用した、応用システムを水平展開し、全国の消防向け拡販のきっかけとする。さらに、保守管理面のサービス商品:“Power−SRV”パワーサーブも加え,お客様に安全と安心を提供していく。
■消防署用情報端末システム例
 
(お問い合わせ) デンセイ・ラムダ(株) 管理本部 広報室 山田 義清
  TEL:03-5421-0254 e-mail:y69.yamada@densei-lambda.com

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